The Lop Rexでは、ライフワークに集中するためにはお金の不安を消しさる必要があると考えます。中国の諺に「衣食足りて礼節を知る(衣服や食べ物が十分にあってこそ、人は礼儀や節度に意識を向けられる)」という言葉があるように、生活に大きな不安があると、他の事柄に意識を向けられなくなってしまいます。
大半の人が意識を奪われ、生活の中で特に大きな弊害になりやすい「物」と「お金」について、人生の貴重な時間を奪われなくて済むように、物やお金の対処を把握して、不安を取り除き、ライフワークに集中できる環境を作ることが人生をより良くするための方法だと信じています。
この記事は、お金の管理やお金の増やし方、貯め方についての全体的な方法を俯瞰的にまとめるために作成した物です。個別の内容についてはリンクやカテゴリーにて分類しますので、詳細は各記事に飛んでいただけると幸いです。
巷には色々なお金を増やす系の本が溢れています。節約術を披露するものであったり、投資に関するものであったりと様々ですが、総括してまとめてしまえば、お金を増やす方法は大別すると4つに分類されます。
収入を増やす
支出を減らす
貯蓄をする
投資をする
この四つを極めるしかありません。お金を増やしたいと考えた場合、以上に事柄に集中して取り組み、経済的自立に到達するまで歩みを止めることはありません。
収入を増やす

収入を増やすことを目指すのは、お金を増やすためには最も基本的な部分になってくるでしょう。なぜなら、元手がなければお金を増やすことは出来ませんから。ただ、がむしゃらに雇われ仕事をひたすら頑張ったところで収入の上昇はあまり期待できません。マルクスの『資本論』にある価値が示すように、給料は労働力を提供するために必要な経費しか支払われません。必死に頑張ったところでお給料がさして変わらないのは大半のサラリーマンの方なら痛感されることではないでしょうか。
実質時給の説明でもしましたとおり、名目時給ではなく、実質ベースで給料を考え、実質時給が最大化できるような仕事をしなければいけません。雇われ仕事をするなら、仕事と人生の目的を切り離して割り切りましょう。単純に単価の高い仕事をするなり、副業を行うのも良いですし、色々な方法が考えられます。
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支出を減らす

せっかく収入を増やしても、支出まで減らしては意味がありません。パーキンソンの第二法則に、
「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」
というものがあります。大きな本棚やタンス、クローゼットや冷蔵庫などを買ってしまうと、人間はそれらが満杯になるまでものを買って詰め込むというもの、要するにあればあるだけ使ってしまうということです。
ただ無計画にお金を使っていればどんなに収入を増やしても意味がなくなりますので、お金を使わなくする方法を考えなくてはいけません。ただ、ひたすら倹約して我慢して、なんてことをしていると、いつか我慢の限界がきて爆発し散財をしてしまうような結果を引き起こしかねません。
重要なのは、そもそもそんなにお金は使わないといけないのか、を考えることにあります。この考え方の手助けをしてくれるのが「ミニマリズム」や「禅」の思考方法です。これらは現代社会に蔓延る消費主義に反旗を翻すものです。もっと物を持てば豊かになるという人間の限りない欲求を認識し、知足を理解することで消費主義社会に対抗できるようになります。
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貯蓄をする

当然ですが、貯蓄をしなければお金は溜まりません。これについては細かい説明は不要でしょう。さらに言えば、投資を行う際にも、貯蓄があるということは非常に重要な役割を果たします。お金を増やす速度を最大化しようとすると、どうしても貯めたお金はどんどん投資に回したほうが効率的だと考えます。
もちろん間違っているわけではないのですが、余剰資金を全て投資に回してしまうと、投資先の評価額は大きく下落したときにパニックになってしまい、本来であれば売却しなくても良かったにも関わらず、一時に損失に耐えられず損切りをするような事態にもなりかねません。
貯蓄があるということは、とりあえずしばらくは生きていけるという保険です。この保険があるかないかでは安心度が大きく違ってきます。
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投資をする

収入を増やし、支出を減らし、貯蓄をすることでお金は着実に溜まっていきます。それだけでももちろんお金は増えますが、それだけでは増加量には限界があります。資産を増やすためには人類最大の発明である複利の力を利用しなければいけません。
投資にはリスクがありますが、投資の方法や考え方をしっかりと理解し学ぶことで、将来の資産増加に大きく貢献できます。現在は一昔と違って株式や投資信託を購入する際にかかるコストは限りなく安くなっています。ほとんどコストがかからないものも出てきています。
なぜ投資を行うのか、投資はしなければいけないものなのかについて理解すれば、投資はギャンブルでもなければ当たり前のものなんだと気づけます。経済の中で生きている限り、投資は切っても切れません。株式市場なんて私には関係ないと考えている人は多いですが、大いに関係します。
株価が大きく下がってしまえば、景気は悪くなります。株式指数は景気の先行き動向を示す指数でもあります。指数が下がれば必然的に景気も落ち込んでしまいます。そうなれば、より生きづらい社会になってしまうかもしれません。会社の業績は落ち込み、クビになる人も増えるかもしれません。
投資はうまく利用して自身の資産を守り、増やすことができる行為です。是非理解して少しずつでも投資をしていくことを強くオススメします。
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