3分で分かる調整

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株式市場ではよく調整局面と言われることがあります。経済全般にて使われる言葉でもあるのですが、主に上昇していた市場が勢いをなくし、横ばいもしくは下落に転じる時にこの言葉が使われます。

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調整とは

投資家は、基本的に株式を買いたがるものです。これから上がるだろう株式を買いたいのが基本スタイルなのです。ヘッジファンドや一部の投資家は売り(信用取引や先物取引で売りポジションを持つことで、相場が下がった時に利益を出す取引方法)を行うことで利益を出そうとしますが、通常は買いです。

良い銘柄が見つかると、こぞって株式は買われていくため、次第に値段を吊り上げていってしまいます。これが行き過ぎるとバブルのようになってしまいますが、通常はそこにいくまでに調整が働きます。

株式に関わらずですが、どんな商品も需要が供給を上回ると値段が吊りあがっていったりします。通常は1枚100円で販売されているマスクがあったとします。新種のウイルスで世界に感染が拡大する恐れがあるという報道がなされれば、市販のマスクはこぞって買い漁られるので品薄になります。

そうすると、どうしてもマスクが欲しい人は高い値段になってもマスクを求めるので、本来であれば100円で買えるようなマスクに5倍でも10倍でもお金を出してしまうのです。これが受給です。

しかし行き過ぎた異常は、通常はやがて正されます。マスクが欲しい人全員に行き渡れば受給は正常化します。普段どおりお店の棚に並び誰もが買える状態になれば価格は通常の値段に戻るのです。これを調整と言います。

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株式相場の調整の流れ

株式相場も同じで、本来は100ドルが正しい株価の株式があったとします。その会社が販売している商品が何らかの理由でたくさんに人に買われて品薄になっていれば、投資家はその会社の業績が大きく増えると考え、株価に反映される前に買おうとします。

買い上げられていることに気付いた他の投資家がその波に乗り、そうやって上昇相場は作られます。しかしいずれは買いたい人はいなくなるので株価はそれ以上上昇しなくなっていきます。

やがて今度は最初の頃に買った投資家が利益確定のために売り出します。するとその動きを察知した他の投資家が他より高く売るために売りに追随します。この流れが連続して起きることで株価は下落して本来の株価まで下がってきます。

このように、需給のバランスが入れ替わることで調整は行われます。調整とはあくまで需給の偏りを正すための修正ですので、企業の業績が堅調に推移する限りは株価は紆余曲折を経ながらもゆっくりと上がっていくことになります。

ちなみに、需要がなかった企業の株式が何らかの好材料によって急激に変われることも、調整と呼んで差し支えないと考えられます。繰り返しになりますが調整とは行き過ぎた需給の修正ですので、本来の株価に収斂することは調整と呼べるのです。

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調整局面ではどうするか

市場が調整局面に入った場合どうするのか、ということはよく言われることですが、短期と長期では行うことが逆になります。短期売買をするトレーダーからすれば下落局面は利益確定若しくは損切りを行わないと塩漬けになってしまうリスクが高くなるので、何よりもまずすぐに手仕舞いすることです。

しかし、長期投資を行う者にとっては調整はただの買い場です。むしろ下がり過ぎるくらいまで下がってくれれば絶好の仕込み場になります。相場は常々上がったりさがったりを繰り返しながら上か下に進んでいくものなので、長期投資かにとって価格変動は正直どうでも良いことなのです。

上がったくらいで利益確定しないですし、下がったところで損切りもしません。ただし大きく下がった場合買いはします。これが短期と長期の方向性の違いです。ご自身がどちらが向いているかは実際に体験した時にわかります。

自分は短期と長期どちらが向いているのかを知るのに調整局面は持ってこないの機会です。株価が下がる度に不安な気持ちに襲われるのであれば、短期的な取引は止めて長期投資をおすすめします。

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