3分で分かるリスク

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リスクとはどういう意味でしょうか。一般的には危険と訳されるのですが、英英辞典などでは悪い事象が起きる可能性のことを指すとしています。金融の世界では、良い方向にも悪い方向にもブレる可能性のことを指しています。投資の世界ではリスクとは何かをご説明します。

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ボラティリティがリスクなのか

投資の世界では、価格変動のことをボラティリティと表現します。株価がどれくらい上下するかの統計をとって、それをリスクと表現するのです。物理学や経済学でも使われる数値の一つに標準偏差と言われるものがあります。

一般的な投資の世界ではリスクは標準偏差で表されることが多いです。標準偏差とは、ある株式の一定期間の値動きの統計をとって、例えばある期間にどれくらい株価が上下したか、という話を説明するときに使われる統計用語です。

標準偏差の求め方は√分散を用いて算出するもので、理系の人でないと拒否反応が出てしまうかもしれません。ここではあくまでそう言ったものが使われるとご理解いただければ問題ないです。それに親切なサイトではいちいち自分でも計算しなくても教えてくれているところもありますのでそちらを見た方が早いです。

例えばとある株式の1年間の標準偏差が10%とあった場合、その株価は過去1年間で6割以上が上下10%変動したというような見方となります。このことから、標準偏差というのはその株式の値動きがおおよそこれくらいありました、という程度の解釈にしかならないのです。

現代の投資理論ではリスクはこの株価の変動のことを指します。

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分散すればリスクは低減するとは

投資の一般論としては、価格の変動幅をリスクを定義しているので、このブレを抑えることができればリスクは抑えられる、と考えるのが筋になってきます。俗にいう分散投資でリスクを抑えるというのはこの考え方から来ています。

値動きが違う資産を複数保有しておけば、どちらかが悪い時にはどちらかがよくなっていることが期待できるので、二つの資産の価格の中央値は穏やかになるのです。株式以外にも債券も保有しましょうというのは、株式と債券は基本的に別個の動きをするからです。

景気が良い時は株式が買われるので株のパフォーマンスは上がります。しかし景気が悪くなり株が売られるとその資金は債券にいくので債券のパフォーマンスが向上します。2008年のリーマンショックでは平均して株式は半値以下にまで下落しましたが、債券はむしろプラスになりました。

このように、株式だけでなく債券のように値動きが異なる資産も保有することで全体の変動幅を抑えるのが分散投資の効果なのです。

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本当のリスクとは

投資の世界では株式の価格変動をリスクを定義していますが、ウォーレン・バフェット氏はこの考え方を否定しています。リスクとは本来ある「悪いことが起きる可能性」そのままだと考えます。元本を失う可能性こそがリスクです。

毎年同じ日用品を作って販売しているA会社があったとします。世界的に認知されている日用品で、毎年ある程度決まった売り上げを計上し続けています。この会社が毎年営利活動の中で手にする利益は予想できるので、どれくらいのキャッシュを稼ぐか把握しやすいです。

かたや毎年流行を追い続けて色々な製品を販売しているB会社があるとします。年度によって作る製品は違うのでその度に設備投資なり売上のばらつきがあるのでどれくらいの売り上げや利益が見込めるか把握しづらいです。

どちらに投資したいと思いますか? 誰もがA会社に投資したいと思うはずです。バフェット氏は本当のリスクとは資産の価格変動ではなく理解出来ないものにお金を投ずる行為のことだと指摘しています。分散投資をすることが必ずしもリスクを低減するわけではありません。むしろ知らない会社に投資をすること自体がリスクになりえるのでご注意ください。

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