物を捨てられない人の原因【ミニマリズム】

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私はミニマリズムを掲げています。ミニマリズムというのは簡単に表現してしまえば「シンプルにする」ということです。生きていく上で大切なものだけを持ち、不要なものは破棄することです。

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物を管理するのにはエネルギーが要る

ミニマリストというと、何でもかんでも捨てて殺風景な部屋に住んでいる人というようなイメージを持っている方がいらっしゃいますが、全く違います。シンプルにする理由は、不純物を取り払っていくことで自分にとって本当に大切なものは何なのかを理解する行為です。何でもかんでも捨てればいいわけではありません。

人は物に支配されています。物を支配しているのではありません。例えばクローゼットを開けてみてください。タンスでも構いません。色々な衣服がしまってあると思います。明日は休みです、さてどの服を着ましょうか。

今日は誰々と会うからこの服かな、組み合わせはこうした方が良いか、この上にこの下は合わないかな。あれこれと悩んで時間が過ぎてしまいませんか? 悩む過程を楽しめるのであれば、それは必要な物でしょう。悩むことにストレスを抱えるのであればそれは不要な物です。

FacebookのCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は同じようなTシャツをたくさん保有しているそうです。理由は服をあれこれ考えて決める時間がないほど忙しいからだそうです。オバマ前大統領も決まったスーツを着ます。スーツ選びに時間をかけたくないからだそうです。

物を捨てられないのは想いに執着しているから

物を捨てられない人は大抵この想いの呪縛に縛られています。誰かからもらった物だから捨てられない。自分で苦労して買った物だから捨てられない。また使うかもしれないから捨てられない。記念品だから捨てられない。

物を溜め込む人は、良い言い方をすれば想い出を大切にする人です。沢山の物を見ては、整理して捨てなければなとは思うものの、その物にまつわるエピソードが捨てるのを邪魔するんです。

物を捨ててしまうと、その時の想い出も捨ててしまいそうだ。この物があるからあの頃のことを思い出せるんだ。だから捨てられない。こういう考え方の人は多いと思います。これが執着となり重荷になるんです。

物に囚われてしまうと、執着という心の淀みになります。そうなれば人は身動きが取れなくなってしまいます。想いに縛られて新しい物を取り入れられなくなります。人が持てる物の限度は決まっているそうで、新しく物を手に入れるためには古い何かを捨てなければいけません。

そういうことができない人は、過去を引きずりやすいんですね。物が多いということは、それだけ想いに囚われていることになるので、やがて今の自分が大切な物が何か分からなくなってしまうんです。そして大事な物を見失うんです。

ミニマリズムは禅と似ている

ミニマリズムと禅は似ていると思っています。ミニマリズムはそもそもは芸術の分野で生まれた様式で、装飾的な要素を極力減らし、シンプルなデザインにするという考え方でした。それが生活スタイルにも使われるようになりました。

最小限必要なものだけを保有することで、今に集中出来る。持っていなければ考える必要もないですから。目の前だけに意識を向けられるわけです。

禅は仏教の一つですが、その本質は宗教的とはいえ若干他の宗派とは違います。禅はありのままの自分を見つけるための行いです。世界の色々な欲や不満や悩みを捨て去りなさいという教えです。

どちらも共通しているのは今この瞬間を大事にすることです。不要な物を取り除き大事なものを見つけ出すミニマリズムと、欲や執着を捨て去りありのままの自分を見る禅の思想は、今を大切にするために過去に執着せず、未来に不安を抱かず、常に今この瞬間だけを生きるということです。

放下著という禅語のごとく

禅語に放下著という言葉があります。意味は簡単で捨て去れ! とい意味なのですが、この捨て去れていう対象は全てを指しています。地位や名誉、お金、立場、主義、常識、いずれも拘れば執着し、不安のもととなるものです。

人は物に囚われて生きていますが、すでにこの時点で生きづらい状態になっているわけです。この状態をどうにかするには捨てるわけしかないんですね。過去に惑わされず、未来を気にせず、今この瞬間を生きることが重要であるという考えから、ミニマリストは物を捨てるんです。

まずは少しずつ捨てていくことをお勧めします。いきなり沢山捨ててしまうと公開の念に苛まれ続ける事態にもなりかねません。少しずつ捨てていって、ああ意外に平気だなと思えたら捨てる量を増やしていき、最終的には今の自分にとって大切な物以外を捨て去った時、きっと自分が人生でやるべきことが明瞭となってくると思います。

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