Forget the money!~お金のことは忘れよう~

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Forget the money

当サイトの主題である「forget the money」は、直訳すると『お金のことは忘れよう』ということになります。実はこの言葉は、イギリスの哲学者であるアラン・ワッツのスピーチの中に登場する一文です。

動画共有サイトでも複数の方がアラン・ワッツのスピーチをあげているので、気になる方は視聴してみることをお勧めしますが、この記事内で概要はご説明します。最も重要な価値観は、お金を人生の目的にしてはいけないということです。

これはとてもとても大事な考え方で、当サイトの記事内では何度となく同じような主張をするわけですが、お金は手段(ツール)であって、目的(ゴール)ではないということです。これは私が読書してきた著名な人物がほとんど全員話されていることです。

大半の人は、この順序が逆になってしまっています。ありていな表現をすれば、「お金持ちになることが人生の目的だ」というようなことです。重要なのはお金持ちになることではなく、お金持ちになって何をするか、なのです。

アラン・ワッツのこのスピーチでは、その辺りまでは言及していませんが、お金を稼ぐ基本的な方針については確信をついたものとなっており、意識しておくべきものと思います。

アラン・ワッツとは

アラン・ワッツはイギリスケント州出身、アメリカ育ちの哲学者、著作家です。若い頃から禅にインスピレーションを受け、19歳の時に禅についての本を出しました。1938年にアメリカにわたり、牧師をしていました。その後アジア研究員アメリカン・アカデミーの理事長やイエレン協会の属したりしています。物事を深く洞察し、ヒッピー文化の先駆けとされています。

外国に禅を広めた鈴木大拙との交友があったため禅に関する著作が多いのも特徴です。彼の人生そのものの善し悪しをここで論じるつもりはありませんが、彼のスピーチの内容については現代の私たちにも学べることが多い内容です。

Forget the moneyの概要

あなたはどんな人生を歩みたいか?

これがスピーチの主題です。何がやりたいのかを問うことがテーマになっています。学生の進路相談に乗っていると、学校を卒業するのだが自分が何をやりたいのかわからないという学生が多いという話をされます。これは日本の現代の若者にも多く当てはまると思います。

そんな学生たちに、アラン・ワッツは「お金が存在しないとしたら、どんな人生を送りたいか?」と問いかけます。学生たちは画家になりたい、作家になりたい、詩人になりたいと自分がなりたい職業を挙げますが、それではお金が稼げないと付け加えるそうです。

※当記事では詳細は省きますが、これは現代の資本主義教育の弊害であり、お金を稼ぐことが偉いことという社会的な刷り込みによって生み出される考え方です。

また別の学生は馬に乗ってアウトドアな生活を送りたいと言いますが、その学生に対して乗馬学校でもやりたいのかい? 本当は何がしたいのかをもっと深く考えてみようと答えたそうです。本当にやりたいことをよく考えて、それが見つかったら後はお金のことは忘れてそれをしなさい、と語ったとのこと。

アラン・ワッツは、「お金を稼ぐことが一番大事なことだと思っているのなら、あなたは人生を無駄に過ごすことになる。何故ならやりたくもない生活を続けるためにやりたくもないことをし続けるからです」と語っています。

本当はやりたいことがあるけど、それでは飯を食っていけるかわからない。だから別にやりたいことではないけどお金がちゃんと稼げる何かしらの職業について、仕事をしてお金を稼がなくてはと考えるのが大半の人です。やりたいことが分からないのでとりあえず働く、という人も同じです。

※よく言われるサザエさん症候群のように、日曜日の夜になると仕事のことを思い出して憂鬱になるのは、勤めている会社で働くのが嫌だからです。やりたくもないことだからです。

やりたくはない、けどやらないとお金が稼げない、だからやりたくないけどやる。これが大半のサラリーマンの考え方ではないでしょうか。アラン・ワッツは、それはとても馬鹿げていると切り捨てているわけです。そんな人生で長生きするより短い人生でも好きなことやって生きた方が良いと。

何でもいいから好きなことをやり続けれいてば、その分野をマスターできるだろう、そうすれば、いずれお金を出してくれる人が現れてくる。あなたがやっていることに興味関心を抱いてくれる人が現れるから心配しなくていいと話しています。分かりやすい例で言えばyoutuberでしょうか。再生数を稼ぐために危険なことをやっているような人たちは論外ですが、自分が好きなものを発信して支持され、視聴回数が増えることで最終的にお金を稼いでいる人は多くいます。

好きこそ物の上手なれで、やりたくてやってることに対しては、必然的に生産性が上がりますし、誰に何を言われるでもなくその分野を極めようとするので、他人よりも多くの知識や技術が身に付いていることが多いです。趣味なんかが良い例です。

それを他人のために提供することでお金を得られるのだよ、というのが締め括りになります。

まとめ

このスピーチだけでは、論理的根拠に欠けるとは思います。なるほど確かにそうだけど、じゃあどうすれば良いのか、ということにまでは触れていませんし、説得力はあまり強くありません。当サイトの他記事で補完しますが、それでもこのスピーチが非常に大切なことを説いていることは変わりありません。

私たちはお金を稼ぐことがとても大切だと考えますが、基本的に理由は生きるためです。お金を稼げないと家賃も払えず、食事もろくに出来ずに生きていくことが困難になってしまう。そう考えますが、実際に最低限の生活をするだけならそこまでたくさんのお金はいらないはずです。

当サイトではミニマリズムを提案しますが、ミニマリズムを意識すれば生活に必要な資源も自然と限定されていきます。お金はあるに越したことはないですが、あまり稼げていないというだけで直ちに死に直面するわけではないはずです。

ならば、一度よく考えて、自分が本当にやりたいことをして生きて、その結果としてお金を払ってくれる人が出てくるビジネスを考えた方が、人生は楽しくなるとは思いませんか? というのがアラン・ワッツでのお金のことは忘れようというスピーチの主張でした。

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