3分で分かるFF金利

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米国投資を行う際には色々と気をつけるべきポイントがありますが、その中でも特にアメリカの中央銀行の動向はとりわけ重要です。アメリカの政策金利が市場や株式の動向に与える影響は多大なものですので、是非覚えていただきたいお話です。

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FRBとFOMC

日本には金融市場をコントロールするための機関があり、それが中央銀行である日本銀行です。日本銀行は貨幣の流通量のや金利をコントロールして経済のバランスをとることを目的としています。

同じようにアメリカでもそのような機関があります。それがFRBです。正式にはThe Federal Reserve Boardといい連邦準備理事会と訳されます。中央銀行制度の中で最高意思決定機関とされており、7人の理事メンバーで構成されます。

このFRBが定期的に開催する今後の金融政策の方針や政策金利について話し合う委員会のことをFOMC(Federal Open Market Committee)といい、連邦公開市場委員会と訳されます。年8回行われます。日本の日銀政策決定会合と同じようなものだとお考えください。

FRBはFOMCにおいてアメリカの現在と今後の経済状況を把握し、必要な政策を押し進めます。金利の方向性や会見でのメッセージ内容は特に重要視されています。アメリカは世界最大の経済大国なわけですので、その国がどう動くかで他の国々は影響を受けるわけです。

アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひくと言われるように、アメリカの経済環境は他国の経済環境に相関が強いので、大元がダメになってしまうと総崩れになるという図式になってしまうのです。故に、だったらアメリカの株式だけ見てればいいじゃないか、と言われることが多いのもこう言った理由です。

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FRBがFOMCにて決める金利がFF金利

略文字ばかりで混乱しそうですが、アメリカの中央銀行の偉いさん達が話し合って決める金利がFF金利です。FFとはFederal fundsといいます。アメリカの銀行は連邦準備銀行(米国の中央銀行)に無利息で準備金を預け入れなければいけないのですが、この準備金が不足した場合に余剰が出ている銀行から無担保で借り入れる時に適用される金利がFF金利です。

日本では日本銀行が各銀行に預け入させている当座預金の金利を現在は-0.1%にしていますね。このように銀行が借り入れたりするための調達コストを調整することで、市場の貸出金利をコントロールすることができるようになります。

一般的なことですが、景気悪い時は金利を下げます。そうすることで企業は資金を借りやすくなるので営利活動を活性化させて経済の回復を目指すわけです。逆に景気が加熱しすぎていると判断される場合は行き過ぎを抑えるために金利を引き上げ引き締めを行うことで過熱感を解消させようとするのです。

アメリカは2008年のリーマンショックによって景気が大きく悪化したため、金利を大きく引き下げて対応しました。2018年には下げすぎた金利を正常化するために段階的な利上げを行いFF金利を戻していく政策を行いました。

しかし、2018年後半に米中問題などで中国の景気悪化が加速し、アメリカや世界経済の先行きが悪くなる観測が出てきたので一転して2019年にアメリカは予防的な意味で利下げを行いました。

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金利の下げすぎは危険

日本のマイナス金利が良かったか悪かったかの是非は下されていませんが、日本銀行が意図したように日本の金融機関が動かなかったため、現在は副作用である金融機関の収益悪化が表面化している状態です。

金利を引き下げることで、世界ではお金が多く市場に出回ることになります。いわゆる金余り状態と言われ、市場商品の変動が大きくなったりなどのリスクが出てきます。

また、金利が上がると借入をしている企業の支払いコストが増加して業績に悪影響を及ぼすので、そう言った方向でも気をつけなければいけません。

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