人生のバイブル『ARIA』が新作発表です!

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『ARIA』という漫画をご存知でしょうか。天野こずえ先生が描き2001年にマックガーデンから出版されたタイトルです。元々は『AQUA』というタイトルだったのですが、出版社のゴタゴタもあり現在の名前に改題されました。

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『ARIA』ってどんなお話?

ARIAがどんな作品なのか、癒し系漫画の金字塔とされる有名な作品ではありますが、如何せん少し古い作品なので簡単な概要をご説明します。

ウンディーネを目指す少女たちの日常を描く物語

ウンディーネとは、ゴンドラを漕いで観光案内をする水先案内人のことであり、主人公たちが日々切磋琢磨し一人前のウンディーネになるまでの成長物語です。

舞台は西暦2300年ごろに火星。テラフォーミングが既に行われており、地下に存在する永久凍土にある水が予想以上に融解してしまったため水の惑星となりアクアと呼ばれるようになっています。

入植地の一つであり作品の世界観を担うネオ・ヴェネツィアは、地球のヴェネツィアを移植、再現したものになっています。2300年には既に地球のヴェネツィアは海に沈んでしまったんですね。

現在のヴェネツィアのゴンドラ漕ぎは男性の仕事ですが、ARIAのウンディーネは女性の職業です。他のゴンドラ漕ぎは男性の仕事となっています。女性がゴンドラを漕ぎたいとなればウンディーネになるしかないわけです。

癒しの効能がある世界観

ARIAは発刊当時のキャッチコピーに未来系ヒーリングコミックなどとありました。今でこそ日常ほのぼの系漫画は数多く存在しますが、当時としては割と珍しく、漫画からも伝わってくる穏やかなネオ・ヴェネツィアの空気感などがとても魅力的です。

この雰囲気はアニメーションにも存分に生かされています。ARIAには全部で三期のアニメシリーズが制作されています。一期が2005年に放映された『ARIA The ANIMATION』と題しまして、1クールですがARIAの魅力を生かした映像や音楽がとてもマッチして原作の世界観をうまく表現しています。

二期が2006年に『ARIA The NATURAL』と題して、2クールでARIAの世界観に没頭できます。一期がアニメオリジナルのシナリオが多かった分、原作のお話が多めに入っています。色々一つのお話に幾つかの原作の話が混じったりもしているのですが。

三期が2008年に『ARIA The ORIGINATION』として、原作最終話まで導く物語です。当時は原作の最終巻とアニメの最終話が同時期になるという魅せかたをしていました。

他にも2007年に発売したOVA『ARIA The OVA ~ARIETTA~』や2015年にイベント上映された三期のその後の物語を描く『ARIA The AVVENIRE』も存在します。いずれもARIAの大切な世界観を見事に表現した映像化となっており多くのファンがいまだにいることを裏付けてくれます。

かくいう私は当時一期の『ARIA The ANIMATION』をリアルタイムでみていたのですが、お恥ずかしながら最初はどのあたりが魅力なのかわかっていませんでした。ARIAという作品も知っていなかったのです。そんな私が大きな衝撃を受けたのが特に人気の高い11話の「そのオレンジの日々を・・・」のお話。

この回の魅力は文章では伝えきる自信がありません。ぜひご覧になっていただきたいです。私はこの回を観ることでARIAという作品がただのほのぼの日常系を描くだけの物語ではないことを理解しました。

人生の指針を示してくれる教本としての効能

ARIAという物語は、もともと原作者である天野こずえ先生は「日常にある幸せなもの」をテーマとして綴っていくコンセプトで描き始めたそうです。原作を読み解いていくと非常に大切なテーマやメッセージがある作品だと気づかされます。

物語の主人公である水無灯里という人物は、日常生活の中にある全ての物事や風景を肯定的に捉えられる純粋な心を持っています。吹き抜けていく風や木々の囁き、草花の瑞々しさや美しさ、楽しいことも悲しいことも前向きに捉える優しくて柔らかい心を持っているが故の世界の捉え方が、読者に響くんです。

我々はどうしても、社会で生きている以上はイライラしたり不安になったり、悲しくなったり心ががささくれ立つこともあります。人生で巻き起こるこの負の感情や状況に対応するため、宗教だとか人や物に依存してしまいます。

灯里はそういった物事を前向きに捉える達人と言えます。あらゆることに心を開いて、真っ直ぐに感じる感性があるため、離別でさえもプラスに考えられるのです。物語がのんびりとしたテンポで進むことにも、ちゃんと意味があるんですね。

ARIAに散りばめられている素敵の数々を、今後このブログで発信していこうとも思っています。そう、新作が出るまでの復習も兼ねて。

ARIAの新作が2020年冬に公開決定!

そんなARIAの完全新作映画が今年の冬に公開されることが発表されました。このニュースを見たときには、それはもう些細な嫌なことさえどうでも良くなるくらい喜びましたね。

AVVENIREで既に最終回のその後の話まで進んでいるので、おそらくはその辺りの時間軸でお話が綴られるのではないかと思いますが、15年前からのファンからすれば再びネオ・ヴェネツィアを訪れることが出来ることが嬉しいです。

まだARIAを知らないという方はこの機会に観ていただく事を強く推奨します。ただアニメシリーズは原作の最初から1年ちょっとあたりをすっ飛ばしてしまっているので、アニメから観ると人間関係とか設定が分かりづらいと思います。

漫画であれば通常版もありますが、2016年から2017年にかけて発刊した特装版の『ARIA The MASTERPIECE』シリーズがあるので、高いですがお気に召したらこちらを買うのもありです。残念ながら電子書籍は販売していないのでご注意ください。

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